私たちについて

About

ここに来るたび、
息がしやすくなる。

岩手・花巻の自然の中に佇む、一棟貸しのロッジ。
薪サウナ、星空、愛犬と過ごす完全プライベートな時間。
宮沢賢治が「イーハトーブ」と呼んだ理想郷で、あなただけの豊かさを見つけてください。

自然と共存し、豊かさを追求する

雲の下に、村をつくりたかった。

わたしには、ずっと違和感があった。

幼稚園のお遊戯会で役を決められたとき。 就職活動のガイダンスを受けたとき。 「若い女性の意見を聞かせてほしい」と言われながら、その意見が採用されることはほとんどなかったとき。

みんなと同じことを求められる。そしてそれができない自分に、もどかしさを感じる。 そんな繰り返しの中で、わたしはいつの間にか、ひとつの答えにたどり着いていた。

「わたしはわたし」でいい。


20歳のとき、アルゼンチンに留学した。日本の「普通」が通じない場所で、はじめて息がしやすくなった。 それからはアルバイトで貯めたお金を持って、世界中を旅するようになった。 旅をするほどに、日本の素晴らしさが見えてくる。この景色を、この文化を、もっと伝えたい——そう思うようになった。

「だったら、自分でつくればいい。社会のいちばん小さな単位を。」

それが、村をつくりたいと思ったはじまりだった。


最初の構想は、地元・滋賀県だった。 学生時代から地域活動に関わり、プロジェクトを企画し、走り回っていた。 でも、経験も実績もない24歳の若い女性が、地元でなにかを始めるには限界があることも、肌で感じていた。

だから東京へ行くことにした。地方創生の仕事に就き、経験を積んでから戻ろうと。

その東京での仕事で、人生初の岩手県花巻市への出張が決まった。


関西育ちのわたしにとって、東北はほとんど異国の地だった。

見渡す限りの平野。遮るもののない空。ゆっくりと流れる時間。 空気は澄んでいて、どこまでも静かだった。聞こえるのは、風の音と、遠くの生活の気配だけ。

日本昔話の世界が、そのまま目の前に広がっているようだった。

「この景色が、当たり前のように消えていくのは嫌だ。」

ただ、それだけだった。経済合理性でも、事業計画でもなく。 ここにある、経済的な豊かさとは違うべつの豊かさを——未来に残したかった。


Kumo Lodgeは、そうして花巻の地に生まれた。

自然と共存すること。消えゆくものを守ること。自分なりの豊かさを追求すること。

ここは宿泊施設であると同時に、わたしが信じる世界観を体験してもらう場所でもあります。 完全貸切で、愛犬と、家族と、大切な人と。 宮沢賢治が「イーハトーブ」と呼んだ岩手の自然の中で、あなただけの時間を過ごしてください。

Kumo Lodge
ぼうまい